エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? デラックス版
売上高13兆円、全米第7位の巨大企業が、なぜ46日間で崩壊したのか!?
負債総額2兆円、失業者2万人。世界を震撼させた事件の全貌とは?
今世紀最大の企業スキャンダルを暴く衝撃のドキュメンタリー!!
1985年の設立以来、エネルギー業界の規制緩和の波に乗り、急成長を遂げた巨大企業「エンロン」。しかし2001年、エンロンと子会社との癒着問題を報じたウォールストリート・ジャーナル紙の記事がきっかけとなり、株価が大暴落。その後、粉飾会計、不正経理、不正取引などが次々と明るみに出、その報道からわずか46日後には破綻に追い込まれた。負債総額2兆円、失業者は2万人にも登るといわれ、今世紀最大の企業破綻と騒がれた。エンロンに投資した投資家や従業員は巨額の資産を失った一方で、ケン・レイ、ジェフ・スキリングら最高経営責任者は大量の株を売り抜け、インサイダー取引により、証券取引委員会の訴追を受けた。結局、レイとスキリングには2005年に有罪判決が言い渡され、2006年10月、スキリングが24年4月の禁固刑を言い渡された。しかし2006年7月、ケン・レイが心臓発作で死亡。これによりエンロン事件の波紋はさらに広がり続けている。