川端康成の原作をもとにした1954年公開の映画。自分の老いへの不安と漠然とした孤独感を感じながら、息子夫婦と暮らす信吾。浮気がちな夫の仕打ちに耐える嫁の菊子を気遣ううち、ほのかな想いが芽生えていくが……。
溢れくる愁いにひとりきく山の音 愛情のなだれか女の嗚咽か…… ノーベル賞作家・川端康成の同名小説を「おかあさん」で成瀬と初コンビを組んだ水木洋子が脚色。 清楚な美しさの中に強い意志を秘めた嫁の菊子役を、原節子が好演している。 『めし』以降、成瀬の好調ぶりを如実に示す格調高い傑作となった。 <収録内容> 【Disc】:DVD(本編 95 分) ・画面サイズ:スタンダードサイズ ・音声:日本語モノラル(オリジナル) ・字幕:日本語字幕 ※仕様・特典等は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。 2020/06/17 発売