川端康成の小説を清水宏監督が映画化した作品で、上原謙の主演デビュー作にもあたる異色のロード・ムービー。南伊豆の港町、何かにつけて「ありがとう」と言う運転手が乗るバスの中、さまざまな人生を背負った人々が出会う。