父親たちの星条旗
クリント・イーストウッドが製作・監督・音楽を担当した“硫黄島2部作”の第1弾。摺鉢山に星条旗を掲げる米軍兵士たちの写真の逸話をもとに、第二次大戦の激戦地である硫黄島の真実を描き出す。主演はライアン・フィリップ。
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>>『硫黄島からの手紙 特別版 』はこちら >>『硫黄島からの手紙 通常版 』はこちら >>『父親たちの星条旗 通常版 』はこちら ★★★監督クリント・イーストウッド・製作スティーブン・スピルバーグ★★★ 史上初、日米双方の視点から描いた『硫黄島』2部大作!戦争を終わらせた1枚の写真。その真実。 【story】 アメリカ、ウィスコンシン州で葬儀社を営むひとりの老人。今、彼には最期の時が迫っていた。彼の名は、ジョン・“ドク”・ブラッドリー。彼は1945年、太平洋戦争の激戦地として名高い硫黄島に、海軍の衛生兵として出兵していた。しかも、その時撮られた1枚の写真によって、米国中から“英雄”と讃えられた輝かしい過去があった。しかし彼は、その事について決して語ろうとはしなかった……。硫黄島で何を見たのか。父は何故沈黙を貫こうとするのか。父の最期を見守る彼の息子が、硫黄島の真実を辿り始める……。 原作である「FLAGS OF OUR FATHERS」は、ジョン・“ドク”・ブラッドリーの息子ジェイムズ・ブラッドリーによって書かれた。彼は、父の沈黙に秘められた真実を知るため、何年もの歳月を費やし、父が見た硫黄島の真実に辿り着く。この本に感銘を受けたのは、メガホンを取ったクリント・イーストウッドだけではない。既に戦争映画『プライベート・ライアン』で2度のアカデミー賞(監督賞)を受賞したスティーブン・スピルバーグも、本作の映画化権獲得に尽力し、製作に情熱を注いだのだ。このアメリカを代表する二人の映画人が、戦争に対峙するアメリカ人と彼らの喪失を真正面から捉え、あますことなく描いている。この映画は、日本人が知らなかったアメリカの苦悩と喪失を教えてくれる。 2007/05/03 発売