映画むすび | 2006年5月27日発売

60年安保闘争で揺れる当時の状況が、大島作品のなかでもっともダイレクトに反映されている。封切わずか4日で上映中止になった問題作で、監督が松竹を去ったきっかけとも言われる。

学生最後の休みを日本海で過ごす若者たちが、余りの暖かさに海水浴を楽しんでいる間に服を盗まれ密航者と間違われる。大島渚監督が日韓の民族問題を扱った問題作。フォーク・クルセダーズ主演。

ホルムズ原作の小説を、アトム・エゴヤン監督が映画化した知的でセクシャルなサスペンス。15年前にショウビズ界で不可解な殺人事件が発生。事件を洗い直そうとする女性ジャーナリストが、迷宮の中、真実に迫っていく。

松竹が誇る森崎東監督＆渥美清のコンビによるダイナミックなコメディ。五郎が遠洋漁業から戻った日、隣家の娘・春子も鑑別所から帰ってきた。ところが五郎はトラブルだらけの末、春子を金持ちに嫁がせようと画策して……。

フランキー堺が一人二役に挑戦したコメディ。車掌の大沢が妻とクイズ番組に出場、優勝して海外旅行を手に入れる。だが都合で妻だけが招待されることに。なんとか夫婦でフィリピンに着くが、そこでもトラブルが起こる！

フランキー堺が鉄道マンに扮した“旅行シリーズ”の第10弾。港町の太地駅に駅長として赴任してきた信平が、墓地の裏手の古びた空き家を仮住まいにすることに。その夜、亡き妻・うめ子が現れて、熱いムードになるのだが…。