2012年9月24日発売
狂えるメサイア狂えるメサイア
短くも絶大な影響力を持つフランスの彫刻家アンリ・ゴーティエの人生と、親密でありながらプラトニックな関係であった20も年上のポーランド移民女性との物語。ケン・ラッセル監督から芸術界の伝説への熱い贈り物。
キャット・ダンシングキャット・ダンシング
一流のキャスト陣が、西部に寄せた骨太で哀愁を帯びた詩のような作品に力を注いでいる。ジョン・ウィリアムズによる音楽が感情を揺さぶり、リチャード・C・サラフィアンが見事なメガホンさばきを見せる。
口紅殺人事件口紅殺人事件
リップスティック・キラーの正体を突き止めるのは誰?抑制されたノワール作品である本作の監督はフリッツ・ラング。表現派としてキャリア初期の頃に手がけた作品は、フィルム・ノワールのジャンルに強い影響を与えている。
虎鮫虎鮫
同じ女性に恋をする血気盛んな働き者の男たちを描く。綿々と続く恋の三角関係よりもパワフルなのがフィッシングシーン。魚が食いつき、リールを巻き上げ、そして食欲旺盛な鮫たちが旋回する危険が描かれる。
蜃気楼の女蜃気楼の女
愛人はプライドを持ち続けられるの?ジョーン・クロフォードとクラーク・ゲーブルがお答えします。貪欲さ、野心、政治、セックスを巧みに織り交ぜ、男性が権力を握り、女性には賞味期限がある世界を痛烈に描いた作品。
惨劇の波止場惨劇の波止場
海辺のホテルを切り盛りするミンは、幼いころに引き取った養女を育てていたが、その娘の飲んだくれの実母が現れ、ミンの世界は一変する。本作でマリー・ドレスラーはアカデミー賞主演女優賞を受賞。
条理ある疑いの彼方に条理ある疑いの彼方に
フリッツ・ラング監督の最後のアメリカ作品である本作は、死刑制度の不当性を訴える小説家を描き、観る者の興味をそそるフィルム・ノワール作品。巧みに何層にも重ねられた物語はラングの才能が成せる技である。
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