映画むすび | 2020年4月発売

2020年4月発売

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢

ピカソも驚嘆した奇想の宮殿! たった一人で築き上げた理想宮ーー それは世界一へんてこで、愛に溢れた場所だった ★実在する「シュヴァルの理想宮」がすごい! ピカソ絶賛!フランス政府も認定のDIY宮殿!! 建築の知識を持たない郵便配達員がたった一人で石を積み上げて築き上げた“シュヴァルの理想宮”。 石の運搬には手押しの一輪車を用い、すべてが手作業で行われた。 建造にかかった時間はなんと33年間=9万3000時間を要した。 様々な建築様式やモチーフが混在、雑誌や絵はがき等を情報源に思い描いた夢想を形にしたもので、近隣住民に狂人と噂されながらも信念を貫き作業を続けた。 1931年に理想宮を訪れたシュルレアリスムの旗手アンドレ・ブルトンが生涯を通じ紹介し続けた。 ピカソやニキ・ド・サンファルも絶賛したと言われる。 ★郵便配達員シュヴァルの生きざま! 農民の子として生を受けたシュヴァルは31歳から定年の60歳まで郵便配達員として勤め上げ、配達の為に歩いた距離は22万2720km=地球の5周分(1日32km、29年間勤続)にも達する。 宮殿に着工する段階で43歳、在職時は勤務後の深夜、定年退職後はすべての時間を費やし建造にあたり、完成時は76歳になっていた。 人付き合いが苦手で不器用な性格だったと想像されるが、村人たちに“狂人”と噂されながらも信念を貫き続けた。 生涯“農民”の自覚を失わず、宮殿の壁には「百姓の夢」「君が通りすがりに見るすべては、一人の百姓の作品だ」と刻んでいる。 ★寡黙で不器用な男を温かく支える家族や周囲の愛! 妻や娘、息子らの愛情と献身に支えられて、理想宮を建設していくシュヴァル。 そこに費やされた時間は決して幸せだけをもたらしてくれるものではなく、最愛の人たちとの悲しい別れが次々に訪れ、そのたびに彼は打ちのめされるが、再び理想宮完成のために歩き出す。 その姿は寡黙な男に関わった人々との間で紡ぎ出された深い愛を感じさせる。 ★実力派のキャストとスタッフによる奇跡の実話の映画化! 風変わりな男・シュヴァルを見事に体現したのは、『レセ・パセ自由への通行許可証』でベルリン国際映画祭最優秀男優賞を受賞した名優ジャック・ガンブラン。 ひたすら頑固に信念を貫く夫と周囲の人々との間に生じる軋轢の中で、それでも彼を見放すことなく生涯にわたって傍で見守り支えた妻フィロメーヌを演じたのは、モデル・女優として絶大な人気を誇り、ルイ・ガレル監督作『パリの恋人たち』での演技も印象的なレティシア・カスタ。 『エトワール』などドキュメンタリー映画でも知られるニルス・タヴェルニエ監督が、美しい景色の中に佇む不可思議な歴史的建造物を絶妙な色彩とともに描き出し、この驚くべき実話を映画化。 現地の全面的な協力を得て、撮影はほぼ全編を通して現存する“シュヴァルの理想宮”で行われた。 <収録内容> ・画面サイズ:16:9ビスタサイズ ・音声:フランス語 Dolby Digital 5.1ch ・字幕:日本語字幕 ※収録内容は変更となる場合がございます。

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