音楽むすび | 制作・出演 : イ・ラン

制作・出演 : イ・ラン

神様ごっこ神様ごっこ

世界中の人々が私を憎みはじめた……。韓国ソウル、患難の世代より登場したホープ 大きなセンセーションを投げかけたセカンド・アルバム『神様ごっこ』、待望の増補新装版。 ライナーノーツ:成田圭祐 第14 回韓国大衆音楽賞フォークソング部門の授賞式でトロフィーをオークションにかけるパフォーマンスなど、 2000年代韓国ソウルの弘大(ホンデ)シーンから登場したアーティストの中にあっても、その一挙手一投足にひと際大きな注目が集まるマルチ・アーティスト、イ・ラン。 自身を取り巻く人間関係や家族のこと、成長にともなう悲しみ、別れや死について……彼女のペンは赤裸々に自身の日常と思考を切り取りながら、 独特のユーモアを交えて読者を「生きること」へと向かわせます。 発想の転換とヒントを手渡してくれる一冊として大きな反響を呼んだ長編エッセイ付きセカンド・アルバム『神様ごっこ』(2016年作)に、 その後の日々の思いを綴った2ページを追加、さらに、リクエストの多かった韓国語原詞を巻末に掲載しました。 GarageBand でみずから制作・録音した宅録作品として話題を呼んだアルバム『ヨンヨンスン』でのデビューから一転、本作にはチェロ奏者のイ・ヘジ、ドラムスに 404(サーコンサー)のチョ・インチョル、 さらにソリミュージアムのイ・デボンやソンキョルのキム・ギョンモら、手練のゲスト演奏家たちが集合。 「神様ごっこ」でのポスト・クラシカル・フォークと言えそうな精緻なアンサンブル、「悲しく腹が立つ」のアトモスフェリックなアンビエント・ポップまで、 グンと音楽性の幅を広げつつ、さらに研ぎ澄まされた歌詞から音楽家、イ・ランの成長がくっきりと刻まれた傑作をこの機会にあらためてどうぞ。 今回のリイシューにともなって増ページ、パッケージを変更し、さらにお求め安い価格となりました。 【付属長編エッセイより抜粋】 考えて、話をして、友達に会って質問して、また考えた結果、私にとっていちばん楽しいのは「誰かを好きでいること」だということが分かった。 私はいつも誰かをすぐ好きになって、これまでたくさんの恋人や友達とつきあってきた。 私は、まるで子どもみたいなやり方で人とつきあってきたと思う。気に入った人がいれば後先を考えずに近づき、「こんにちは。私、あなたが好きです。仲良くしよう」と 伝えるのだ。この方法が通用する人としない人がいて、歳をとるほど通じない人が増えてきた。ちょっと前なら、もっと簡単にみんなと仲良くなれたのに。(本書より)

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP