制作・出演 : カーメン・マクレエ
アフター・グロウアフター・グロウ
50年代のカーメンを代表する秀作。その確かな歌唱力と叙情性には、女性歌手の第一人者としての存在を確信させるものが十分ある。伴奏もレイ・ブライアント・トリオで、落ち着いた雰囲気を醸し出す。3曲で彼女の弾き語りも楽しめる滋味溢れるアルバム。
カーメン・フォー・クール・ワンズカーメン・フォー・クール・ワンズ
カーメン・マクレーの50年代のデッカ盤。チコ・ハミルトン・グループ出身のチェロ奏者フレッド・カッツがアレンジを担当し、そのタイトル通り、クールでかなり先進的なサウンドにのって、カーメンがサラリとスタンダードを歌っている。
ジャスト・ア・リトル・ラヴィンジャスト・ア・リトル・ラヴィン
大物ジャズ歌手カーメン・マクレエ、69〜71年の録音。LP未発表の貴重盤だ。曲目はビートルズ・ナンバー3曲をはじめこの時代のポップ・チューンを取り上げている。お馴染みのナンバーを確かなテクニックで料理した彼女ならではの世界だ。
ライヴ・アット・センチュリー・プラザライヴ・アット・センチュリー・プラザ
94年に惜しまれつつこの世を去った黒人ジャズ・シンガー、カーメン・マクレエが68年にLAのホテルでライヴ録音した幻の名作。なんとLP未収録の9曲((16)〜(24))を追加、全24曲の得用盤だ。彼女のライヴ作は傑作が多く、本作もその1枚。揺るぎのない歌唱力が素晴らしい。
ポートレイト・オブ・カーメンポートレイト・オブ・カーメン
ベニー・カーター、オリバー・ネルソン、ショーティー・ロジャースほか4人の名手が編曲指揮。カーメンの魅力をあらゆる角度から掘り下げた、アトランティック時代の豪華作品。4ビートに限らず、あらゆる楽想を手中に収めた、カーメンの力唱が見事だ。