制作・出演 : クーベリック・トリオ
日本を代表する世界的アーティストの名盤がごっそり集結! まさに究極! 邦人演奏家・オーケストラを主体とした“ベスト100”シリーズ。本作は、石川静(ヴァイオリン)、 カレル・フィアラ(チェロ)、クヴィータ・ビリンスカ(ピアノ)から構成されるクーべリック・トリオの演奏による、 チャイコフスキーのピアノ三重奏曲≪偉大な芸術家の思い出に≫他を収録したアルバム(2001年録音)。 <収録内容> 1. ピアノ三重奏曲 ニ長調 ≪未完≫ 第1楽章:Allegro con brio 2. ピアノ三重奏曲 ニ長調 ≪未完≫ 第2楽章:Romanze.Andante 3. ピアノ三重奏曲 ニ長調 ≪未完≫ 第3楽章:Tempo di minuetto 4. ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50 ≪偉大な芸術家の思い出に≫ 第1楽章:Pezzo elegiaco.Moderato assai-Allegro giusto 5. ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50 ≪偉大な芸術家の思い出に≫ 第2楽章:A.Tema con Variazioni.Andante con moto 6. ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50 ≪偉大な芸術家の思い出に≫ 第2楽章:B.Variazione Finale e Coda.Allegro risoluto e con fuoco
室内楽の素晴らしい伝統を持つチェコ。プラハ音楽アカデミーでともに学んだ3人の息が合うのは当然のことか。とくにドヴォルザーク&スメタナという文字通り十八番のこの楽曲演奏では、そのアンサンブルの見事な冴えはリズム感や音程、何気ない表現の端々まで及んでいる。
石川静を擁するクーベリック・トリオが問うベートーヴェン・ツィクルス(ピアノ・トリオ全曲録音を予定)の第一弾。EXTONの江口友淑録音はますます冴え渡り、ドヴォルザーク・ホールの理想の席を手に入れたような臨場感を味わえる。演奏はかなり渋め。