制作・出演 : ダニエル=ベン・ピエナール
バラードバラード
個々の音はまろやかで美しい。けれど響きはタイトとかスリムとかいうより、むしろデッド。おまけに無類に軽いし、決して分厚く威圧的に鳴らさない。録音のせいもあるけれど、何より弾き手の耳と感性とペダリングが、こうした響きを作り出していてユニーク。
トロイメライトロイメライ
もうデビューして5周年になる川畠の、今回の新録も小品集となった。この人の表現意欲はかなり旺盛で、楽器を美しくうたわせるというよりも、伝えたいことを最優先させる人なのだ。そういう意味では真の芸術家と言える。そして、それを支えるテクニックは十分にある。
愛の悲しみ愛の悲しみ
ハンディ・キャップを乗り越え、日本を代表するヴァイオリニストとなった川畠成道の3作目。今回も「ラ・カンパネラ」「G線上のアリア」などの有名曲を取り上げ、だれもが親しめるアルバムに。
アヴェ・マリアアヴェ・マリア
コンサート動員、CD売り上げともにうなぎ登りの伸びをみせる注目のヴァイオリニスト。こころにしみる音色のデビュー・アルバムが欧米で高く評価され、新録音では自信のようなものさえ感じられる。
歌の翼に歌の翼に
1998年3月、サントリーホールでデビュー。以来、すべてのコンサートでソールド・アウト状態が続いている注目のヴァイオリニスト、川畠成道の小品集。その技量と美音に、視覚障害者というただし書きは不要だ。
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