制作・出演 : デオダート
ラプソディー・イン・ブルーラプソディー・イン・ブルー
みんながやりたいことをケロッとやっちゃうという点ではデオダードは筆頭選手だ。クラシックの編曲という場合、とりわけあっと言わせる能力を最高に発揮するようだ。73年にCTIからリリースされた第2作。翌74年の彼の来日は印象的だった。
イン・コンサート デオダート/アイアートイン・コンサート デオダート/アイアート
CTIグルーヴの2枚看板、デオダートとアイアートのそれぞれの絶頂期のライヴを収めたアルバム。どちらも“南海の楽園”を指向した音づくりで、完成度の高い演奏になっている。
ナイト・クルーザーナイト・クルーザー
フュージョン界だけでなくビョークのリミックスなどでも活躍するブラジル出身のキーボード奏者の80年のアルバムを初体験。何とディスコ・サウンドで、手拍子なんかもしっかり入っている。女性のいちゃつく裏ジャケットも含め遊び心が微笑ましい。
ハッピー・アワーハッピー・アワー
デオダートのワーナー・ブラザーズでの2作が、世界に先駆けてCD化された。自身のクロスオーバー感覚を時代の変化に応じて華麗に変身させてみせた時期のことで、こちらは、『ナイト・クルーザー』よりもさらにファンキーに迫った82年の作品だ。
ナイツ・オブ・ファンタジーナイツ・オブ・ファンタジー
ブラジルから登場し、70〜80年代にさまざまなジャンルに足跡を残したデオダートの本領発揮ともいえる79年のアルバム。ブラジリアン・ミュージック、ジャズ、ロック、ディスコ、はてはクラシック……、数々のエッセンスの見事なまでのクロスオーヴァー。