制作・出演 : レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ムラヴィンスキーの真髄4/チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」、幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」ムラヴィンスキーの真髄4/チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」、幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
黄金期ロシア・マエストロ・シリーズ5黄金期ロシア・マエストロ・シリーズ5
チャイコは83年レニングラードでのライヴだが、残響が少なめの録音のせいもあり、これまでの演奏より一層凝縮された音楽になっている。第3楽章ワルツの研ぎ澄まされた美しさ、第4楽章の力強い導入から圧倒的なフィナーレ…そのダイナミズムがすごい。
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
これまでのものは録音状態に難があったため、この録音の良い新盤の登場は歓迎されるだろう。ともかく、この曲をこれほど峻厳に演奏したのは後にも先にもこの人だけだ。特筆されるべきはラルゴの見事さ。とてつもなく崇高で美しい。
黄金期ロシア・マエストロ・シリーズ7黄金期ロシア・マエストロ・シリーズ7
同年同月の別の日のモノーラル盤もあったが、これはステレオ録音。一瞬たりとも気を抜けない恐ろしく緊張感の高い演奏だ。リハーサルも徹底して行なわれたのだろう、いざという時のオケの鳴り方も凄まじい。ムラヴィン/レニ・フィル絶頂期の記録だ。