音楽むすび | 制作・出演 : 三笠優子

三笠優子が久々に本領を発揮した人生演歌。タイトル曲は、彼女のヒット曲「母ごころ」の世界を踏襲した、母子の絆を歌った曲。親の優しさや温もりなどを思い起こさせてくれる楽曲だ。

デビューから25周年を迎えた、三笠優子のデビュー曲「洞海湾の竜」から、新曲「これからも夫婦舟」まで2枚組全32曲で綴る全曲集。もちろん、ヒットした“夫婦”シリーズも完全収録。

素朴で温かい歌唱で「夫婦舟」のヒットをもつ三笠優子のベスト。ほかに「夫婦川」「夫婦橋」など夫婦もの、「ひとり娘」「母ごころ」などの母娘ものを含む全16曲を収録。

最新シングル「ひとり娘」をメインに、母と娘、夫婦など人と人とのつながりを描いた“人生縁歌”で構成されたアルバム。三笠のあたたかい人柄がにじみ出てくるようなほのぼのとした仕上がり。

“夫婦演歌”の第一人者、三笠優子のアルバム。ミリオン・ヒットとなったシングル「夫婦舟」の他、長く連れ添うふたりを歌いあげた作品だ。彼女のメリハリある艶やかな歌声が心に響く。

彼女のように浪曲の香りのする張りのある声には、台詞入りのドラマ仕立ての演歌はぴったり。台詞もわざとらしくなく、何を歌ってもどっしりとした貫禄を見せ、安心して聴いていられる。なかでも彼女のカラーがよく出ている(4)などの母子ものは涙を誘う。

23分5秒にも及ぶ「歌謡浪曲・お吉物語」を含むデビュー10周年記念の大力作。全編に池多孝春の編曲が冴えわたり、聴く者を決してあきさせない。もちろん三笠優子は持ち前の誠実さを100％出しきり、まるで1曲終わるごとに御辞儀をしているようだ。

演歌ならではの“仁侠・股旅もの”のドラマティックな曲が並ぶ。新宿コマ劇場の舞台が目に浮かぶようだ。彼女のピーンと張った声が浪曲のように心地よく耳に響く。随所に入った台詞で、もはや歌の中だけとなった世界にさらに引き込まれてしまう。