新ユニットによる初アルバムは陰りのないオーソドックスな奏法が結果的にラップ・パートに勝り、60〜70年代の薫り漂う魅惑的な仕上がりとなっていてきわめて心地よかった。が、わがままな聴き手は次回に今というシーンに激しくぶつかる様を期待しているのだ。