制作・出演 : 小池修
1960年代から日本のジャズシーンを盛り上げてきたドラマーによる、2010年発表の初のリーダー作品。エリントンの曲など、誰もが知る楽曲を素材としており、竹内直らフロント陣の活躍も聴き逃せない。
『フライン・バタフライ』に続く作品。チック・コリア、リー・モーガン、ジョン・コルトレーンらの演奏でおなじみのジャズ曲を鮮やかに歌っているのが実に印象的。シャキッとしたバックのサウンドも魅力で、守屋純子のアレンジ、近藤和彦らのソロも素晴らしい。
ピアノ/オルガン奏者のデビュー作。トップ・ドラマーの大坂昌彦がプロデュースを買って出ただけあり、音色を含めた演奏技術、編曲など水準が高い。透明感と躍動感が共存する「いつか王子様が」、ミステリアスなムードを巧みに引き出す「インファント・アイズ」、現代的な解釈が光る「ジャイアント・ステップス(PART2)」などいい。1950年代風の「トム」など自作曲も充実。
日本を代表するジャズ・ドラマー大坂の、7年ぶり6枚目となるリーダー作は広島でのライヴ。曲ごとに、影響を受けたミュージシャンに敬意を表するという選曲で、熱心な聴衆を前に、全員が一丸となって熱演を披露。小池のテナー、海野のピアノも快調だ。
2003年「日本のジャズ界を活性化させたい」という願いから結成されたご存じEQの通算5枚目。メンバー全員が楽曲を持ち寄り、ブレッカー・ライクな小池修のサックスを中心に、スリリングでハイ・テンションなコンテンポラリー・ジャズを繰り広げている。
コンテンポラリー・ジャズという困難な“ジャンル”における日本最高の水準を誇る4人が集合した最強のユニットの3枚目。今回も随所にフュージョン世代以降のユニークなジャズの成果が集約された“メインストリーム・ジャズ”。特に小池が凄くなってきた。
日本ジャズ界の中核を担う4人が結成したスーパー・コンボの2ndアルバム。メンバーそれぞれがリーダー格の彼ら。オリジナル曲にこだわり、1作目よりさらに進化したサウンドを聴かせる。