制作・出演 : 水永牧子
イングリッシュ・ガーデンイングリッシュ・ガーデン
タイトルのように、音楽の“庭”を一つひとつの小品を愛でながら散歩しているような気分にいざなわれる。打楽器も加わった(3)のバードなどはやや特別とはいえ、使い分けられた楽器/調律とタッチによる音色で描かれる世界の魅力に聴き惚れ、この場につい長居したくなる。
夢見る雨夢見る雨
流れるように淀みなく汲み出される滑らかなチェンバロの音色が特徴的。バッハ、パーセルからバルトーク、果てはキース・ジャレットまで水永の世界が自在に繰り広げられる。楽器の表現力の限界を目一杯追い込んだ上に自己の確立を目指した意欲作と言える。
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