シャープなリズムと優美なレガートを巧みに配合し、爽やかなロマンティシズムが横溢したメルクルらしい佳演を聴かせる。余計な贅肉を落とし、見通し良く仕上げているが、決して骨張らない。第4番は第1稿(1841年版)を使用。畳み掛けるような終楽章がユニーク。