制作・出演 : 竜鉄也
男と女の恋旅情男と女の恋旅情
“隠れた名曲選”と銘打たれているが、やっぱりこれは落とせませんということで「奥飛騨慕情」も収録。演歌の特徴に一つに“地域密着”があるが、この人の場合は特にその色合いが濃い。ディスカバー・ジャパンを今に伝える貴重な存在の歌い手といえる。
竜 鉄也 全曲集 '99竜 鉄也 全曲集 '99
紅葉の季節に乗鞍岳に出かけ高山方面を見渡すと、「奥飛騨慕情」のメロディが頭に浮かび、当地ソングの強さを再認識。そして嫁ぐ娘と送る父親とのデュエット曲「父娘川」は、竜の朴訥とした台詞と歌唱が父親の戸惑いや寂しい気持ちをしみじみと伝えている。
ベストアルバムベストアルバム
(1)の印象があまりにも強すぎて、損をしている面があるかも知れない。古色蒼然たる世界を歌い続けていると言ってしまえばそれまでだが、カラオケではまだまだ根強い支持を得ていることは事実だ。そこに作品としての生命力を感じて、素直に頭を下げてしまう。
竜鉄也「大漁茜船」全曲集竜鉄也「大漁茜船」全曲集
「初の海ものに挑戦!」ってアオリにあるけど、海もの…。板子一枚下は地獄って奴ですか。大漁船は男のロマン…なんだろうなぁ。大ヒットの(7)以下、竜鉄也の基本は永遠の恋人を求めての人生行脚なのだね。あとは飛騨高山系の郷愁。(13)がちょっとやらしい。
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