制作・出演 : 飯守泰次郎
ブラームス 交響曲全集ブラームス 交響曲全集
70年、ヴィエール室内合奏団として創設以来40年、関西フィルは記念すべきアルバムを完成させた。指揮は関西フィルを率いて10年の飯守泰次郎。内声部まで気配りされた室内楽的な響きが特長で、飯守は団員の意欲を巧みに引き出し、まさに職人芸のような指揮振りを見せている。
芥川也寸志 forever芥川也寸志 forever
芥川也寸志の没後20年を記念したBOX。芥川が創立に大きく関わり、音楽監督を務めた新交響楽団による、90年の追悼演奏会と没後10周年記念演奏会の模様をまとめている。改めて芥川の業績を見つめるいい機会だ。
ワーグナー:「ニューベルングの指環」ハイライト ワーグナーの森へ 2ワーグナー:「ニューベルングの指環」ハイライト ワーグナーの森へ 2
声楽を含む「指環」の抜粋盤だが、ここで聴くべきはやはり管弦楽パートにおける飯守の解釈だろう。「ジークフリート」終幕の二重唱を支える一つひとつのモチーフに宿る意味深い表情や、「ラインの旅」での確信に満ちた響きなどまさに円熟の味わいと言ってよい。
ベートーヴェン:交響曲全集ベートーヴェン:交響曲全集
2000年に行なったベートーヴェン・チクルスでのライヴ(第九だけ1年後のもの)。40人から50人ほどのオーケストラ、左に配した低音楽器、ベーレンライター版の使用などが、演奏に効果的に現れている。軽快かつ爽快だが緊密できわめて構築的な快演だ。★