ジャンル : 演歌・純邦楽・落語 > 純邦楽・民謡
都内の高校に通う現役の高校1年生、なんと弱冠16歳という若き箏奏者、森川浩恵のデビュー作。まさに“目からウロコ”スゴイ! の一語に尽きる。これまでの箏(琴)に対するイメージを一掃する即興性あふれる華麗にして激しいツメさばきは驚異! まずは聴くべし。★
吉田兄弟の活躍により、幅広い層からの注目を集めている津軽三味線。神様・高橋竹山から名人・木下伸市、そして新鋭・吉田兄弟までの名演奏を収めた豪華競演盤。新しさと伝統美の結晶。
2002年から中学校の必修項目となる和楽器。その魅力を代表的楽器の演奏によって紹介する、和楽器への誘い。琴・三味線・尺八などの情緒豊かな音色は、ヒーリング・ミュージックとしても最適。
2001年春、惜しまれつつ世を去った矢下流宗家・尺八演奏家の矢下勇による代表的民謡の集大成。名人芸が音色と共に運ぶ、ふるさとの風や香り。心に落ち着きと潤いをもたらす音楽としても効果的。
日本の伝統的音楽文化として後世に伝えたい江戸の粋、江戸祭囃子。国指定無形文化財江戸里神楽若山流四世家元の若山胤雄と、その社中により繰り広げられる、心踊るお囃子の数々。
若手を中心に津軽三味線奏者がこのところ注目されているが、澤田は中堅としてその一翼を担う。伝統伝承の澤田のソロのほか、三味線三重奏のKAI、そしてワールド・ミュージックとしての広がりを探求するAjaの3パートからなる力作。特にAjaは感動的だ。★
貴族社会の宮廷音楽として発達してきた雅楽の中でも、貴族の「遊び」をテーマにした雅楽“御遊”をセレクト。古典芸能でとっつきにくい雅楽も、遊びがテーマだけあり何となく親しみやすい。
貴族社会だけでなく寺院などでも、今日まで伝承されてきた雅楽。雅楽の定番曲の中でも、正月、結婚式などおめでたい場面で演奏される曲を収録。「賀殿急/朗詠・嘉辰」「舞楽・平調々子」など。
大阪を拠点に活躍する若手民謡歌手、進藤聖子の民謡集。サンケイ民謡大賞優勝の実績も持つ実力派。哀愁漂うおなじみの「南部牛追唄」ほか、「隠岐追分」「祖谷の粉ひき唄」などを収録。
日本民謡の関西最大の組織、民謡朝啄会の主催者梅若朝啄とその門弟による競演集。門弟も各地のコンクールで優勝し、今後の民謡界を担う実力派ぞろいで、どの曲をとっても聴きごたえ十分。