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ピアノ学習者なら一度は手にする「ピアノ・ピース集」を思い出させる。あのペラッとした1曲単位の薄い楽譜に(4)(8)(18)のような名曲がセレクトされているのが魅力。エステン、リヒター、ランゲ…しばらく忘れていたこの名前も妙になつかしい。
ピアノを習うと必ず弾いたり耳にしたりするお馴染みの曲なんだけど、CDを探してもなかなか見つからないという名曲がよくあります。要するに教材用=練習曲であって、鑑賞用ではないということなのかな。こういうCDではそんな曲がたくさん聴けて嬉しいね。
パッと見、ラジオ体操がマーチに編曲されたのかとカン違い。この手のアルバムは運動会シーズンに向けて、なんでしょうか? はるか彼方の記憶はおぼろ…懇切丁寧な図解付き、思わず久々に体操しちゃいました。しかしコレで身体がツライのはマズイ、鍛えねば…。
“みんなのうた”の「きっとしあわせ」などオリジナル曲を前後に、春夏秋冬それぞれを歌った唱歌などを挟み込んだ構成。彼女の詩は、実に普通の言葉で、それでいてクッキリと絵が浮かぶような不思議な力を持っている。こういう世界もたまにはいいな。
このCDは鑑賞するためのものではないが、よく聴いていると楽譜を見なくても、楽しんでピアノを弾けるように工夫されていることがわかる。バイエルからなかなか離れられない日本人だが、ぜひともこうした新しいメソードにも目を向けてほしい。
日本で初めての書き下ろしのピアノ・メソードであった「こどもの宇宙」全3巻の内の3巻目。楽譜は全音楽譜出版社から発売されている。この曲集の意図は、ピアノを「歌わせる」ことにある。テーマソングもあり、連弾曲もある。音楽の“歌”が学べる。
バイエル=子供のピアノ教材という時代はもう古い。現代に生きる感覚と感性を養うためには、是非現代作曲家によるメソードが必要である。この45曲から成る作品は、湯山のピアノ・メソード「子供の宇宙」(3巻)の併用曲集。親しみ易い旋律があふれた佳品だ。
湯山の独自のピアノ・メソードの一環として作られた曲集(楽譜は全音楽譜出版社)。終曲以外はほぼ1分から2分ほどの小品で、変化にも富み、ピアノを学習しているお子さんにとっては、音楽の楽しさを体験できる数少ない曲集だろう。演奏も表情豊か。
湯山昭書き下ろしのピアノ・メソード、「こどもの国」(楽譜は音楽之友社)のCD化。ピアノは安川加寿子とくれば万全です。程度はバイエル終了程度ということなので、全然おもしろくないブルグミュラーなどの合間に、入れたりするととても効果的です。