ジャンル : 演歌・純邦楽・落語 > 落語・演芸
はじめての落語はじめての落語
“言葉の面白さ、食べ物、ご隠居”をテーマに、数ある落語の噺の中から、ポピュラーな噺12演目を収録した3枚組。音源は1978年に発売された『らくご いろは長屋』に収録されていたものを使用。名人たちの若かりし頃の貴重な音源が楽しめる。
繁昌亭らいぶシリーズ 13::桂九雀繁昌亭らいぶシリーズ 13::桂九雀
2010年7月26日、大阪・天満天神繁昌亭で収録。いまは亡き二代目桂枝雀の弟子だけあって華やかで活気に満ちた高座で笑わせる。「軽石屁」は九雀の代名詞とも言えるネタで、旅の二人連れ、駕籠かきなど登場人物の演じ分けが巧み。「青菜」も旦那と植木屋、それぞれの女房のキャラが立っている。
にっかん 飛切落語会 蔵出し::五代目 三遊亭圓楽 名席集 佃祭/王子の狐にっかん 飛切落語会 蔵出し::五代目 三遊亭圓楽 名席集 佃祭/王子の狐
五代目圓楽は意識して豪放磊落を装っていたフシがあり、それが繊細さに欠けると一部で評された原因でもあった。とくに後年はホールでの口演が主になったため、大ネタ・人情噺ばかり注目されがちだった点も、一面的な評価を許すことにつながったのかもしれない。しかし、師匠の八代目圓生がそうであったように、最後まで滑稽味を大切にした噺家でもあった。たとえば爆笑噺に衣替えしたかのような「佃祭」やサゲ間際の強烈なクスグリが印象深い「文七元結」、「死神」のえも言われぬ可笑しさ、そして「酢豆腐」の若旦那の不思議な面白さ。クスグリをちりばめた軽い噺・滑稽噺をもっと聴きたかった、といまさらにして思う中高年ファンも少なくないだろう。今回リリースされた5枚は、77年7月の「死神」から89年5月の「反魂香」まで“にっかん飛切落語会”の音源から10席。