レントヘン:管楽のための室内楽作品集
レントヘン:管楽のための室内楽作品集
CPOではおなじみレントヘンの作品集です。レントヘンは素晴らしいピアニストであり、またヴィオラも堪能だったため、ピアノと弦のための作品はよく知られているのですが、数は少ないとはいえ、このような管楽器のための作品も書いていて、またそのどれもが素晴らしいのです。
セレナードの第1番と九重奏曲は、おそらくモーツァルトの作品や、ベートーヴェンの八重奏に触発されたものでしょう。作風も古典的で端正な姿を見せています。しかし、セレナードの第2番はもっと流麗で自由なハーモニーを示します。こちらはフランス音楽の影響を受けているのでしょうか。三重奏曲も極めて魅力的な音楽です。
演奏しているのは、ベルリンを中心に高い評価を受けているリノス・アンサンブル。新鮮な喜びを喚起させる名演です。(CPO)
【収録情報】
レントヘン:
・セレナード第1番 Op.14
・フルート、オーボエ、2つのクラリネット、2つのホルンと2つのファゴットのための九重奏曲
・セレナード第2番
・フルートとオーボエ、ファゴットのための三重奏曲 Op.86
リノス・アンサンブル
録音時期:2008年
録音方式:デジタル
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