ユリウス・レントヘン:ピアノ協奏曲第2番
レントヘン:ピアノ協奏曲第2番、第4番
キルシュネライト、ポルセライン&北ドイツ放送フィル
ライプツィヒに生まれ、オランダで活躍し、その生涯もオランダで終えた作曲家ユリウス・レントヘンのピアノ協奏曲です。ブラームスの第2協奏曲を演奏するほどの優れたピアニストでもあったレントヘンですが、彼のピアノ作品もなかなか優美なものです。
第2協奏曲は1879年の夏に書かれました。この時期は彼の最も幸せな頃で、その喜ばしい気分が曲にも漲っています。初演は1881年10月、彼自身の演奏で行われました。ドイツ後期ロマン派の流れを汲んだ作風が光ります。しかし、第4番の協奏曲では、ブラームスやベートーヴェンの面影はほとんど見られません。流動的な作風へと変化している様子が興味深いところです。ドイツの名手キルシュネライトの華麗なる演奏です。(CPO)
【収録情報】
レントヘン:
・ピアノ協奏曲第2番ニ長調 Op.18
・ピアノ協奏曲第4番ヘ長調
マティアス・キルシュネライト(ピアノ)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー
ダヴィト・ポルセリーン(指揮)
録音時期:2008年(デジタル)
Disc1
1 : Piano Concerto in D Major, Op. 18: Allegro
2 : Piano Concerto in D Major, Op. 18: Larghetto Espressivo
3 : Piano Concerto in D Major, Op. 18: Finale. Allegro Con Brio
4 : Piano Concerto No. 4 in F Major: Allegro
5 : Piano Concerto No. 4 in F Major: Larghetto Espressivo
6 : Piano Concerto No. 4 in F Major: Finale. Allegro Con Brio
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