E.T.A.ホフマン:「愛と嫉妬」
ホフマン:ジンクシュピール『愛と嫉妬』
エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマン[1776-1822]はドイツの幻想文学の鬼才として知られていますが、彼の才能は文学だけに留まらず、音楽、評論、法律、絵画など多岐に渡り、どの分野にも素晴らしい足跡を残しています。このジンクシュピールは、そんな彼の才能の片鱗を見せつけるものです。
この作品は、当時流行していたスペインの劇作家カルデロンの戯曲を、シュレーゲル兄弟がドイツ語に翻訳したものを台本として使い1807年に作曲されたものですが、スコアは失われてしまい、およそ150年経ってようやく図書館で発見されました。今回の上演は、ルートヴィヒスブルク音楽祭において、ホフマンの意図した形を再現することに成功。ここに世界初録音が実現したのです。曲はモーツァルト的な軽やかさと、ロマン派特有の豊かな表現力を併せ持ったもので、E.T.A.ホフマンの音楽への深淵な知識も存分に味わえるものです。(ナクソス・ジャパン)
【収録情報】
・ホフマン:3幕のジンクシュピール『愛と嫉妬』AV33
ロベルト・ゼリアー(テノール)
クリスティーナ・ゲルストベルガー(ソプラノ)
フローリアン・シムソン(テノール)
シビレ・スペクト(ソプラノ)
ゲイリー・マーティン(バス)
テレーゼ・ビンセント(ソプラノ)、他
ルートヴィヒスブルク・シュロス祝祭管弦楽団(オリジナル楽器使用)
ミハエル・ホフシュテッター(指揮)
録音時期:2008年
録音方式:デジタル
Disc1
1 : Liebe Und Eifersucht - Various Performers
2 : Singspiel in Drei Akten Av 33
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