カリヴォダ:交響曲集
カリヴォダ:交響曲第2番、第4番
ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダはボヘミア出身の作曲家、楽長、ヴァイオリニストです。彼はプラハ音楽院でヴェーバーに作曲、ピクシス(リストのヘクサメロンで1曲を担当したことで知られます)にヴァイオリンを学び、14歳でヴァイオリニストとしてデビューし、ヨーロッパ各地で演奏旅行を行い、名声を高めます。結局チェコには戻らず、ドナウエッシンゲンの宮廷楽長に就任し、亡くなるまでこの地で作曲家として活躍しました。
彼の作品はとても劇的で、よくベートーヴェンと比較されますが、もっと柔軟でロマン派的性格も持っています。今回のアルバムは2曲の交響曲の他に演奏会序曲を収録。交響曲2番の終楽章のフーガは何とも見事なものですし、1860年頃に書かれた演奏会序曲は、ブラームス風でもあります。交響曲第5&7番(777139)も発売中。(ナクソス・ジャパン)
【収録情報】
カリヴォダ:
・交響曲第2番変ホ長調 Op.17
・交響曲第4番ハ短調 Op.60
・演奏会用序曲第17番 Op.242
ケルン・アカデミー
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンス(指揮)
録音時期:2009年
録音方式:デジタル
Powered by HMV