音楽むすび | シャルル・ケクラン:オルガン作品集

シャルル・ケクラン:オルガン作品集

シャルル・ケクラン:オルガン作品集

ケクラン:オルガン作品集
クリスティアン・シュミット

フランスの作曲家の中でも、シャルル=ルイ=ユジェーヌ・ケクランの存在は特別な光を放っているようです。15歳から作曲を始めるものの、若くして徴兵され、退役後にパリ音楽院でマスネ、フォーレらに学んだ彼、ドビュッシーやフォーレの作品をオーケストレーションするなど、管弦楽の扱いにも長けており、また様々な形式による多くの作品も残しています。『ジャングル・ブック』や室内楽作品など、一部の作品は良く知られていますが、このオルガン曲はまだ未踏の地。同時代のヴィドール、メシアン、アランなどとはまた違った管弦楽的な視点で、オルガンという楽器をフルに鳴らすという、ケクランならではの不思議な世界が楽しめます。緊張感に満ちた音楽と、美しい残響を伴った音色からは一時も耳を離すことができないでしょう。(CPO)

【収録情報】
ケクラン:
・コラール ヘ短調 Op.90bis
・2つのヴォカリーズ Op.212b
・コラール『最後のレクィエム』 Op.161
・ソナティナ第3番 Op.107
・コラール Op.98
・オルガンのための小品 Op.226
・フーガ Op.133
・アダージョ Op.201
・ソナティナ第2番 Op.107
・フーガ・モダーレ Op.204bis

 クリスティアン・シュミット(オルガン/ノイエ・ゲル=オルガン)

 録音時期:2009年
 録音場所:ドイツ、ハノーファー、マルクト教会
 録音方式:デジタル
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
Powered by HMV

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP