音楽むすび | ヴォルフ=フェラーリ:管弦楽作品集

ヴォルフ=フェラーリ:管弦楽作品集

ヴォルフ=フェラーリ:管弦楽作品集

ヴォルフ=フェラーリ:管弦楽作品集
ウルフ・シルマー&ミュンヘン放送管弦楽団

父がドイツ人、母はイタリア人。初期はドイツ風な室内楽を書き、やがてオペラ・ブッファの精神を生かした喜劇で大成功したという、まさに「良いとこどり」の作曲家エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ。現在、彼の名前は『マドンナの宝石』の間奏曲でしか知られていないのは残念でたまりません。
 彼はプッチーニやR.シュトラウスにも匹敵するほどの優れたオペラを書いたのですが、第一次世界大戦で精神的ダメージを受けてしまい、一時期創作意欲を失くしてしまったようです。その後、立ち直った彼は、オペラよりもここに収録されているような管弦楽作品に力を注ぐようになります。美しい音楽の中に、ひっそりと見え隠れする陰鬱な表情は、これらの味わいを複雑で深いものにしています。(cpo)

【収録情報】
ヴォルフ=フェラーリ:
・三部作 Op.19
・エットーレ・ティトの歌によるアラベスク Op.22
・ディヴェルティメント Op.20
・ヴェネチア組曲 Op.18

 ミュンヘン放送管弦楽団
 ウルフ・シルマー(指揮)

 録音:2008年(デジタル)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
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