音楽むすび | フランツ・レハール:喜歌劇「フラスキータ

フランツ・レハール:喜歌劇「フラスキータ

フランツ・レハール:喜歌劇「フラスキータ

レハール:『フラスキータ』(2CD)
プラクスマラー&レハール管弦楽団、ノアク、シルマッヒャー

『青空をしとねに』という邦題を持つセレナード1曲のみが知られる、このレハールの喜歌劇『フラスキータ』は、1919年に書かれはじめました。この年は、他にも『青いマズルカ』と『黄色い上着(後に改作されて『微笑みの国』となる)』を並行して作曲するなど、彼の創作力が絶頂の時期でした。
 1922年にアン・デア・ウィーン劇場で初演されたこの喜歌劇は曲の随所にエキゾチックなダンスやタンゴ、ハバネラが使われていて、まさにビゼーの『カルメン』のレハール版とも言えるものです。しかし彼は、フラスキータとカルメンを同一視されることは好まず、「もっと感覚的な音楽」として捉えてもらいたかったようです。レハールの作品を精力的に演奏しているプラクスマラーの親愛溢れる指揮で、このちょっぴりセンチメンタルな音楽をどうぞ。(CPO)

【収録情報】
・レハール:3幕の喜歌劇『フラスキータ』全曲(A.M.ヴィルナー&H.ライヒェルト台本)

 ロマーナ・ノアク(ソプラノ)
 ヴィンセント・シルマッヒャー(テノール)
 ルペルト・ベルクマン(バス・バリトン)
 ローラ・シェルヴィツル(ソプラノ)
 ローベルト・マズル(テノール)
 トーマス・ツィステラー(バリトン)
 レハール祝祭合唱団
 フランツ・レハール管弦楽団
 ヴィンツェンツ・プラクスマラー(指揮)

 録音時期:2010年(デジタル)
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