音楽むすび | ブルックナー:交響曲集 第2集

ブルックナー:交響曲集 第2集

ブルックナー:交響曲集 第2集

ブルックナー:交響曲全集第2集〜第0番、第1番(2CD)
ヴェンツァーゴ&タピオラ・シンフォニエッタ

幅広いレパートリーを持つスイスの指揮者、マリオ・ヴェンツァーゴは、1948年チューリヒの生まれで、近現代音楽を得意とする一方、協奏曲など合わせもののうまさにも定評があり、ベルリン・フィルから室内オケまで世界各国のオーケストラを指揮してその実力を高く評価されてきました。
 ヴェンツァーゴは少し前からブルックナーの作品を各国のオーケストラを指揮してよくとりあげており、やがてドイツのCPOレーベルでは交響曲全集の録音企画もスタート。
 第1弾となった2枚組アルバムは、有名な第4番と第7番をバーゼル交響楽団との共演でレコーディングしたもので、各パートの見通しが良い高水準な演奏に仕上がっていました。
 第2弾となる今回のアルバムでは、初期の交響曲である第1番と第0番をとりあげていますが、興味深いのは、オーケストラに「タピオラ・シンフォニエッタ」が起用されていることでしょう。この有名な室内オーケストラは、これまでBISやONDINEレーベルで、機動力と美しいサウンドの両立した演奏を聴かせてきたので、ブルックナー初期作品との相性も良いものと思われます。(HMV)

【収録情報】
ブルックナー:
・交響曲第0番ニ短調[1869年第2稿とされている版]
・交響曲第1番ハ短調[1866年第1稿リンツ版]

 タピエラ・シンフォニエッタ
 マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)

 録音時期:2010年
 録音方式:デジタル
Powered by HMV

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP