シャルル=マリー・ウィドール:オルガン交響曲 第2集[SACD-Hybrid]
ヴィドール:オルガン交響曲集 第2集
フランス有数のオルガン奏者で、作曲家でもあったヴィドールは、わずか25歳でサン・シュルピス教会の終身オルガニストに就任し、以降64年間の長きに渡って、このオルガンを演奏し続けました。彼はバッハの作品を愛し、フランス国内にバッハ作品を普及させることに力を注いだことでも知られています。自身の作品もドイツ音楽の影響を受けたものが多く、10曲あるオルガン交響曲(これは全てオルガンソロ)も、極力転調や半音階使用を抑えた、聴きやすい音楽となっています。
このアルバムで注目したいのでは、作品69の『オルガンと管弦楽のための交響曲』。あまり演奏されることはありませんが、これこそ完全無欠の音響とも言えるべき華やかな作品で、ヴィドールの目指した世界が理解できるような気がします。SACDハイブリッド盤です。(cpo)
【収録情報】
ヴィドール:
・オルガンと管弦楽のための交響曲第3番ホ短調 Op.69
クリスチャン・シュミット(オルガン)
バンベルク交響楽団
シュテファン・ショーヨム(指揮)
録音時期:2008年10月9-12日
録音場所:バンベルク、コンツェルトハレ
・オルガン交響曲第7番イ長調 Op.42-3
クリスチャン・シュミット(オルガン)
録音時期:2010年10月11-14日
録音場所:フランス、ルーアン、サン・トゥアン教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
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ヴィドール:オルガン交響曲6番、オルガンと管弦楽のためのシンフォニア・サクラ シュミット、ショーヨム&バンベルク交響楽団 「オルガンのための交響曲」がよく知られているヴィドールですが、彼は「オルガンと管弦楽のための作品」もいくつか残しています。父がオルガニスト、祖父がオルガン建造職人という、まさに「オルガニストになるために生まれてきた」と言っても過言ではないヴィドールは、迷うことなくその生涯をオルガンのために捧げたと言えるでしょう。パリのサン・シュルピス教会で65年間オルガニストを務める傍ら、パリ音楽院でオルガンと作曲の指導にあたり、マルセル・デュプレなど才能ある音楽家を多数育てあげました。 ここに収録された2つの作品は、まさに天上の響きを有した壮麗なもの。簡潔な書法と、あえて複雑さを避けた対位法は、曲に清冽な響きをもたらしています。SACDハイブリッド盤の特性をいかした、余裕のある音響は、この豊かな響きを余すことなく捉えることにも成功しました。(ナクソス) 【収録情報】 ヴィドール: ・オルガン交響曲6番 Op.42-2 ・オルガンとオーケストラのためのシンフォニア・サクラ Op.81 クリスティアン・シュミット(オルガン) バンベルク交響楽団 シュテファン・ショーヨム(指揮) 録音時期:2008年 録音場所:バンベルク、コンツェルトハレ、ヨゼフ・カイルベルト・ザール 録音方式:デジタル(セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND Powered by HMV 2009/11/25 発売