トゥイレ:弦楽四重奏曲 第2番&第1番
LUDWIG THUILLE (1861 - 1907)
String Quartet No. 2 in G major (1881,unfinished)
String Quartet No. 1 in A major (1878)
SIGNUM QUARTETT
KERSTIN DILL, violin - ANNETTE WALTHER, violin
XANDI VAN DIJK, viola - THOMAS SCHMITZ, cello
Rtecorded 10/2009
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シグナム四重奏団/四重奏の楽章 トゥイレの作品集(C5049)、ホルン奏者のグアルナシェッリと共演した『古典派のホルン五重奏曲集』(C5059)で、その才能の片鱗を見せつけた、若きアンサンブル「シグナム四重奏団」の新しいアルバムです。今作は「弦楽四重奏曲」と名付けられていない作品を集めたという面白い1枚です。 一つの楽章の中にソナタ形式の全てをはめ込んだシェーンベルクの例を持ち出すまでもなく、小さな曲の中に様々な要素を纏める試みは多くの作曲家たちによって行われています。ヴォルフの『イタリア風セレナーデ』は弦楽合奏版がよく知られていますが、こちらが原型。プッチーニの『菊』はイタリアに生まれ、スペイン国王となったアメーデオ1世の追悼として書かれた作品。7分程度の陰鬱な曲ですが、何とも濃厚な情念が宿る作品です。『マノン・レスコー』第3幕の間奏曲へと転用されていることでも知られています。他にも、数多くのドラマが詰まった各々の四重奏曲を、シグナム四重奏団は丁寧かつ説得力溢れる解釈を聴かせてくれています。(Capriccio) 【収録情報】 ・ヴォルフ:イタリア風セレナーデ ・プッチーニ:菊 ・オルフ:四重奏の楽章 Op.22 ・アイヴズ:スケルツォ ・リーム:四重奏の楽章 (1993) ・シューベルト:四重奏断章 D.703 ・ヴェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章 シグナム四重奏団 ケルスティン・ディル、アンネッテ・ヴァルター(ヴァイオリン) サンディ・ファン・デューク(ヴィオラ)、トーマス・シュミット(チェロ) 録音方式:デジタル Powered by HMV 2012/02/08 発売