音楽むすび | ブルックナー:交響曲第8番ハ短調

ブルックナー:交響曲第8番ハ短調

ブルックナー:交響曲第8番ハ短調

クーベリック/ブルックナー:交響曲第8番(1977年ライヴ)

ヨッフムの次にバイエルン放送響の首席指揮者に着任したのがラファエル・クーベリック[1914-1996]です。1979年まで首席を務めたクーベリックは、退任後も頻繁に客演し、バイエルン放送響と最も深い関係を築きあげた名指揮者として知られることとなります。
 ドヴォルザークやスメタナのほか、マーラーやベートーヴェン、シューマンなど独墺系レパートリーでの見事な演奏で知られたクーベリックは、ブルックナーでも素晴らしい成果を聴かせていました。
 この交響曲第8番は、以前、海賊盤が出回ってその演奏内容がマニアの間で評判となっていたものです。オルフェオ・レーベルから発売されている8番は、クーベリックがバイエルンの首席に着任して2年後のものでしたが、それから14年を経たここでの演奏では、オーケストラが完全に手足となり、指揮者と一体となった演奏を聴くことができます。演奏時間はトータルで4分半ほど遅くなりディテールの美しさと表現の深まりが顕著になっています。

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB.108 [ハース版]

 バイエルン放送交響楽団
 ラファエル・クーベリック(指揮)

 録音時期:1977年5月12日
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

Disc1
1 : Bruckner: Symphony No. 8: I. Allegro moderato [15:27]
2 : II. Scherzo: Allegro moderato - Trio: Allegro moderato [15:06]
3 : III. Adagio Feierlich langsam, doch nicht schleppend [25:29]
4 : IV. Finale: Feierlich, nicht schnell [22:06]
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