ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ チ
プラッティ:チェロとヴァイオリン、通奏低音のためのソナタ集
チェロ・ソナタ集(OC794)で、その豊富な響きを堪能させてくれたパドヴァ出身の作曲家プラッティ。優れたオーボエ奏者でありテノール歌手でもあった彼の作品は、どれもが美しいメロディに彩られた、明るく活力のあるものです。彼は楽器製作者のクリストフォリが発明したばかりのフォルテピアノの演奏法を早々と習得したことでも知られるほどの鍵盤楽器の名手でもあり、このトリオ・ソナタ集でも通奏低音の果たす役割が大きいであろうことは想像に難くありません。もちろん譜面には最低限の情報しか記載されてはいない時代ですので、奏する場合には演奏者の解釈が必要になってくるのですが、この演奏は、屈託のない流麗な響きに彩られた見事な完成形の音楽を楽しむことができるのです。これぞ「イタリア・バロック」です。(OEHMS)
【収録情報】
プラッティ:チェロとヴァイオリン、通奏低音のためのソナタ集
・トリオ・ソナタ WD683
・トリオ・ソナタ WD689
・リチェルカーレ第1番
・トリオ・ソナタ WD678
・チェンバロ・ソナタ第12番ハ長調
・リチェルカーレ第2番
・ソナタ ト短調
セバスチャン・ヘス(バロック・チェロ)
リュディガー・ロッター(ヴァイオリン)
フローリアン・ビルサーク(フォルテピアノ)
録音時期:2010年8月26-28日
録音場所:ヴィーゼンタイト、聖マウリティウス・バロック教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Recording Producer: Thilo Grahmann
Balance Engineer: Herbert Fruhbauer
Recording Engineers: Thomas Hirschberg, Johannes Luff
Powered by HMV