アレクサンダー・マリア・ワグナー
アレクサンダー・マリア・ワグナー:交響曲第1番
このアルバムの録音時「作曲家」であるA.M.ワグナーは、たった14歳であったにも拘わらず、すでに「偉大なる未来」を予言された存在でした。彼の言葉によると『第1交響曲』はストラヴィンスキーの『春の祭典』に見られるような「音の混沌」と、リゲティの音楽のような強烈なサウンドを持ち合わせており、ゆっくりとした楽章では、連綿と続く変奏で世界の変遷を見据え、自らの使命をも映し出しているというのです。まさに現代音楽界のスターであり奇跡でもある彼は、また屈指のピアニストでもあり、ここでは衝撃的なプロコフィエフと、彼自身が編曲を施したバッハの2作品を披露、この録音当時16歳。斬新な感性をこれでもかと見せつけています。(OEHMS)
【収録情報】
ワグナー:
・交響曲第1番『クラフトヴェルク』
第1楽章:動きをもって、そして容赦なく
第2楽章:主題と変奏
第3楽章:序奏、葬送行進曲とトッカータ
ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団
アレクセイ・コルニエンコ(指揮)
録音時期:2010年1月
録音場所:ソフィア・フィルハーモニック
・J.S.バッハ/ワグナー編:半音階的幻想曲ニ短調
・プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83
アレクサンダー・マリア・ワグナー(ピアノ)
録音時期:2012年2月、4月
録音場所:シュトラウビンク、リッターザール
録音方式:ステレオ(デジタル)
Recording Producer: Andreas Ziegler
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