射干玉 小山薫の世界〔作品選集〕
人生の盛りという年齢で世を去った小山薫。自己の内なる想いやイマジネーションを突き詰めて追い込んで響きに映し換え音楽のかたちに結晶させるその音楽は、“情念”という懐かしい言葉を強く思い起こさせるが、澄明な響きの美しさが、聴く耳を重くさせない。
人生の盛りという年齢で世を去った小山薫。自己の内なる想いやイマジネーションを突き詰めて追い込んで響きに映し換え音楽のかたちに結晶させるその音楽は、“情念”という懐かしい言葉を強く思い起こさせるが、澄明な響きの美しさが、聴く耳を重くさせない。