セシル・テイラー|スリー・クラシック・アルバムズ・プラス
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フリー・ジャズのピアニストのなかで、圧倒的な存在感を誇るセシル。これは73年東京で録音されたソロ・パフォーマンス。演奏は過激そのものだが、エモーショナルななかにも、ふと静けさを感じさせる場面も。言葉を超越した感動を与えてくれる1枚だ。 1994/01/25 発売
これは鬼才セシル・テイラーが1973年、オハイオの大学でおこなったソロ演奏。当初はセシルの自主制作レーベルで登場、その後フリーダムから再発、今回が世界初CD化。セシルの演奏はまさに真剣勝負、ピアノの音が塊となってグサリと突きささるぞ。 1994/04/05 発売
60年代フリーの渾沌を経たテイラーは、ソロ・ピアノを基本フォーマットに精力的な活動を再開したが、74年モントルー・ジャズ祭のステージに於ける、とてつもない“覇気”の発散を記録した作品がこれ。確かにフリーだが、紛れもない彼の顔がここにある。 1994/08/25 発売
73年来日時の東京でのライブ録音。当時、仲間うちで、さんざ弾きまくった後の「踊り」が話題になったものだった。今更ながら、あらゆる意味でタフな音楽家である。圧倒的かつ冷徹なピアノの前で、憐れサイドメンたちは、ひたすら舞い上がる。 1995/10/25 発売
ナット・ヘントフという良き理解者を得て開花した彼の才能を収録した傑作。たった、9ヵ月で潰れてしまったCANDIDだが、この作品を世に送り出せたのは、当時、このレーベルくらいだ。 2001/12/29 発売
73年の初来日時に東京で録音したソロ・ピアノ作。強靱なタッチ、恐るべき集中力、出鱈目のようにも見えるが、実は緻密に構成された演奏。ここにはセシルらしさのすべてが凝縮されていて、聴く者を圧倒する。セシルが最も意気軒昂だった時代の記念碑的作品。 2005/06/08 発売