まず録音がいい。比較的小さめのホールの身近な場所で弾かれているかのごとく粒立ちのよい音だ。ショパン晩年の比較的静かな作品が集められているが、子守歌などは優しく心地よく身体の中にしみ込んでくるようだ。聴後も充実した快感が残るから不思議。 1999/09/21 発売