ブラームス:交響曲第4番
時流に流されない、しっかりと重みのあるブラームス。情熱的で、たっぷりと歌う“コバケン節”も聴ける。チェコ・フィル伝統の渋くて美しい音色(特に弦楽器)とも相まって、その演奏には風格が感じられる。重厚なブラームス演奏が好きな人にオススメ。
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2008年2月のチェコ・フィル定期演奏会におけるライヴである。スタジオ録音と比べさぞや燃えたぎる実演かと思いきや、コバケンらしい熱気をいくぶん抑制し、隅々まで十分なコントロールが行き届く。ローカル色を生かした正攻法の解釈で聴く者を唸らせる名演だ。 2010/04/09 発売