権太楼十八番
緻密な爆笑派・柳家権太楼の、人間噺が光る口演
江戸東京落語界の至宝、柳家さん喬、五街道雲助、柳家権太楼の CD を三か月連続で発売中。
第三弾は柳家権太楼。「朝日名人会」での高座音源を、京須偕充によるプロデュースで厳選。
ボーナストラックとして、権太楼と京須プロデューサーの対談も収録。
表情豊かな話術と独自の表現で古典落語をエネルギッシュに演じる柳家権太楼の、
人間ドラマが光る円熟の名口演による CD 集です。
関連音楽
上方落語の中興の祖、とこの人のことを称しても、どこからも文句はでないだろう。インテリ風のところがどうも肌に合わない、という意見もあるが、悲惨な状況にあった戦後の上方落語をたて直し、今日の姿にまで築きあげた功績は偉大だ。『珍品集』の名のとおり、ほとんど死んでいた噺や小咄を集めたもので、この人の持つ軽妙洒脱な味がタップリ楽しめる。資料としても貴重なもの。 1989/12/06 発売
三代目・桂三木助が死ぬまで守り続けた“美学”を感じとりたいなら、やはり「芝浜」を聴くしかない。“江戸前”の味を精魂かたむけて追究した、その成果がここにある。ただ、その三木助美学に心をひかれるか、反発を感じるかは、もちろん聴き手の自由だ。「三井の大黒」は昭和35年11月の収録。その二ヶ月後に黄泉へ旅立った。つまり、最後の高座がこれというわけだ。さすがに辛い。 1990/02/21 発売
上方の歩く落語大全集のような米朝師の、ここに聴けるのは極め付けともいえる噺があつめられている。精密な人物・情景描写と軽みと遊びが、まあ絶妙だっせ。いずれもライヴで、89年から90年にかけての録音で、これが円熟ってもんじゃろか。 1990/06/27 発売
「上方落語の粋」と単純にいいきるのはどうか。江戸に通じる米朝の粋はやはり「出」の問題だろう。その分、全国区になれる。この人の味に対する、上方人の本音の評価を聞いてみたい。とはいえ江戸の粋の原点は、京都の初代坂田藤十郎にある。その意味で現在、日本人の“粋”感覚の原点に桂米朝が存在しているのかもしれない。モッチャリした「骨釣り」より「野ざらしの方が似合う人だ」。 1991/01/23 発売
上方落語の巨匠、桂米朝による新録音。江戸の話として聞いたことのある噺もあるが義太夫や鴻池家のネタなどは舞台が上方であってこそ生きてくるものであろう。30秒と置かずに笑いの連続という噺の面白さはもとより、師の姿がなくても声だけで十二分に楽しめる。面白い話に含まれる蘊蓄はとても頭に入りやすくてお蔭様でちょっとばかし利口にならせていただきました。懇切丁寧な解説を読めば何も分からんことはおまへんが時々サゲがむずかしゅうてかなわん。もっと沢山の落語をきかなきゃね。 1991/12/18 発売
昨年の春と秋に、大阪で収録されたもの。ぼーと聞いたら、肉声の意味とラップについての考察が頭の中を回った。で、なんと完全ワーディング(笑)付き。読みながら聞くと、物書きとして考えさせられるところがあった。以上、落語門外漢の感想でした。 1993/06/30 発売
(1)は昭和33年、(2)は同34年、(3)は同27年のNHK音源。いずれも三代目金馬の代表作。アクの強さが目立つが、よく聴いてみると実に巧い人であったことが分かる。モノローグ(?)噺の(2)のダレないこと、そして(3)の江戸情緒の漂い……昭和の名人の1人だ。 1998/01/21 発売
線が太くて滅法おもしろいと評判の柳家權太楼の、2000年2月と10月に行なわれた朝日名人会からの高座を収録。その魅力である気取らない気っ風による体当たり落語が存分に楽しめる1枚だ。 2000/12/06 発売
74年に5代目柳家小さんに入門、82年に真打となった権太楼。爆笑派と呼ばれた独自の演出理論に基づき、満月のような風貌とパワフルな語り口をもった、明るい話芸が堪能できる。 2001/03/07 発売
昭和30年代にNHKで放送されたラジオ音源をCD化。庶民的な噺で人気のあった噺家で、話芸においても出色の1人である金馬による、貴重な名人芸を収録。 2001/11/21 発売
後家になった「不動坊火焔」の女房・お滝と一緒になる噺で、銭湯でその気になって浮かれ騒ぎ、その後の幽霊騒ぎといい、「代書屋」での湯川秀樹といい、がさつで騒がしい人物を可笑しく演じる。「代書屋」のマクラでの豪華クルーズ体験はそれだけで噺となる。 2003/12/17 発売
「薮入り」の亀坊、「居酒屋」の“できますものは”小僧、「茶の湯」のトボケた小僧の定吉、とこまっしゃくれたガキを演じさせたら天下一品。朗々たる語り口は健全なイメージにあふれ、ラジオを通じて、茶の間にスンナリと受け入れられたのであった。 2004/03/24 発売
落語は人間の業を描くものというが、新作でそれをやってのけたのだから凄い。寄席やテレビでは時間の制約からショート・ヴァージョンだが、本作は65分超の掛け値なしの完全版。古き良き東京弁の歯切れの良さ、間の見事さ、これが本物の東京落語です。★ 2005/07/27 発売
落語CDの定番「NHK落語名人選」の新ヴァージョン。昔の噺家らしい匂いを残している柳家権太楼。東京落語界における“枝雀”的な存在に近い、といえるかもしれない。 2005/12/07 発売
林家三平と並んで歌奴時代に、桂文楽をして「寄席にはああいう化物が出なくてはいけません!」と言わしめた圓歌(昭和45年襲名)の昭和55年に収録された独演会シリーズの4作は、もっとも脂の乗っている頃の録音だ。【壱】の新作落語「浪曲社長」と「月給日」では圓歌の浪花節の名調子と、克服した吃音ぶりがふんだんに披露されている。広沢虎造や相模太郎の節回しを知っていると面白味が増す。【弐】の身投げ屋噺の「白髭橋」と、西行の出家は“あこぎ”という言葉が分からず失恋したからという噺の「西行」、【参】のサゲまで演じている芝居噺「宮戸川」と「品川心中」などの古典演目を、圓歌は勉強し直したという。【四】の「坊主の遊び」と“山のあな、あな”のフレーズと浪花節で一世を風靡した代表作「授業中」など、鮮明な口調でテンポのいい噺となっている。 2006/04/05 発売
町内の嫌われ者の“らくだ”が河豚の毒にあたり死ぬ、らくだの兄貴分が現れ、気の弱いくずやをつかまえて、弔いの支度をさせる。死人に“かんかんのう”を踊らせて……、という噺。権太楼の酔っ払いぶりが凄い。らくだの兄貴の影が、突然薄くなり唖然。 2006/05/24 発売
上方落語の四天王の一人といわれる五代目桂文枝は、“ハメモノ”を得意とする噺家で落語会の重鎮。彼がまだ三代目桂小文枝を名乗っていた若き時代に上演した十八番を収録した名盤シリーズ。 2006/06/28 発売
上方落語の四天王の一人といわれる五代目桂文枝は、“ハメモノ”を得意とする噺家で落語会の重鎮。彼がまだ三代目桂小文枝を名乗っていた若き時代に上演した十八番を収録した名盤シリーズ。 2006/06/28 発売
上方落語の四天王の一人といわれる五代目桂文枝は、“ハメモノ”を得意とする噺家で落語会の重鎮。彼がまだ三代目桂小文枝を名乗っていた若き時代に上演した十八番を収録した名盤シリーズ。 2006/06/28 発売
上方落語を代表する落語家の名演集シリーズ。本シリーズの最大の魅力は、昭和期の高座だけを収録している点で、脂の乗った頃の名演ばかりを10枚に厳選収録。人間国宝ならではの質の高い落語を堪能できる。 2006/06/28 発売
上方落語を代表する落語家の名演集シリーズ。本シリーズの最大の魅力は、昭和期の高座だけを収録している点で、脂の乗った頃の名演ばかりを10枚に厳選収録。人間国宝ならではの質の高い落語を堪能できる。 2006/06/28 発売
上方落語を代表する落語家の名演集シリーズ。本シリーズの最大の魅力は、昭和期の高座だけを収録している点で、脂の乗った頃の名演ばかりを10枚に厳選収録。人間国宝ならではの質の高い落語を堪能できる。 2006/07/26 発売
上方落語を代表する落語家の名演集シリーズ。本シリーズの最大の魅力は、昭和期の高座だけを収録している点で、脂の乗った頃の名演ばかりを10枚に厳選収録。人間国宝ならではの質の高い落語を堪能できる。 2006/07/26 発売
どんな噺でも爆笑ものにしてしまう。その時、キャラが立つのが権太楼だ。人情噺「紺屋高尾」とストーリー展開が同じ「幾代餅」では、のぼせ上がり“来年の三月”と呼ばれるあたりが面白い。「火焔太鼓」とともに志ん生が得意とした噺で、夫婦喧嘩が聴きどころ 2007/02/21 発売
親孝行がたたって幕下に落ちた佐野山の噂を聞いた横綱・谷風が取り組みを希望するという「佐野山」と、無銭飲食して居残りながら上手く煙に巻く「居残り佐平次」との2本立て。導入部から本題へとなだれ込むくだりの巧みさにベテランならではの技が光る。★ 2007/12/19 発売
大阪・天満天神繁昌亭で行なわれた落語の公演の模様を伝える“らいぶシリーズ”第8弾。文化庁芸術祭優秀賞を受賞するなど古典作品を中心に聞かせる正統派・林家染二の席から「いらち俥」「皿屋敷」を収める。 2008/10/22 発売
講談なんてなんとも大時代的! と思ったら大間違い。たとえ時代が大昔だろうと、登場するのは歴史上の人物ばかり、通り一辺で画一的だろうと、やはり言葉の持つ力は大。CD録音の弱点もなんのその、新作講談にどんどんと引き込まれてしまうのは凄い。 2008/11/05 発売
躍動する落語がここにある。明治学院の落研出身で、かつてはさん光と名乗っていた三代目権太楼も今やベテランだ。変わらぬ威勢の良さが大きな魅力で、登場人物を生き生きと語る。恒例となっている“鈴本夏まつり”や“特撰落語会”の2007&2008年の高座を収めており、仕事先の屋敷の主人と奥方の上品さにあこがれた植木屋とガサツな女房を描いた「青菜」や、町内の素人芝居における役揉めを主題にした「蛙茶番」、五升もの酒が飲めるか否かで賭けをする「試し酒」などを時流に合ったネタを盛り込みながら演じている。 2009/01/21 発売
来福レーベルがおくる初心者向けの落語入門CDの決定盤『落語 The Very Best 極一席 1000』シリーズ。落語を語る上で外すことの出来ない不朽の名演目から、“落語界きってのスーパースター”古今亭志ん朝の「明烏」を収録する。 2009/12/09 発売
来福レーベルがおくる初心者向けの落語入門CDの決定盤『落語 The Very Best 極一席 1000』シリーズ。落語を語る上で外すことの出来ない不朽の名演目から、“落語界きってのスーパースター”古今亭志ん朝の「居残り佐平次」を収録する。 2009/12/09 発売
来福レーベルがおくる初心者向けの落語入門CDの決定盤『落語 The Very Best 極一席 1000』シリーズ。落語を語る上で外すことの出来ない不朽の名演目から、“落語界きってのスーパースター”古今亭志ん朝の「お見立て」を収録する。 2009/12/09 発売
来福レーベルがおくる初心者向けの落語入門CDの決定盤『落語 The Very Best 極一席 1000』シリーズ。落語を語る上で外すことの出来ない不朽の名演目から、“落語界きっての爆笑派”柳家権太楼の「不動坊火焔」を収録する。 2009/12/09 発売
来福レーベルがおくる初心者向けの落語入門CDの決定盤『落語 The Very Best 極一席 1000』シリーズ。落語を語る上で外すことの出来ない不朽の名演目から、“落語界きってのスーパースター”古今亭志ん朝の「船徳」を収録する。 2009/12/09 発売
来福レーベルがおくる初心者向けの落語入門CDの決定盤『落語 The Very Best 極一席 1000』シリーズ。落語を語る上で外すことの出来ない不朽の名演目から、“落語界きってのスーパースター”古今亭志ん朝の「愛宕山」を収録する。 2009/12/09 発売
来福レーベルがおくる初心者向けの落語入門CDの決定盤『落語 The Very Best 極一席 1000』シリーズ。落語を語る上で外すことの出来ない不朽の名演目から、“落語界きってのスーパースター”古今亭志ん朝の「火焔太鼓」を収録する。 2009/12/09 発売
明治学院大学の落研出身、ベテランとなった柳家権太楼の名演を収録したCD第10弾。威勢の良さが大きな魅力で、登場人物を生き生きと語る口調が堪能できる。「芝浜」「厩火事」を収録。 2009/12/16 発売
名古屋のAMラジオ局、東海ラジオ放送が1974年から25年間にわたって放送した長寿番組『なごやか寄席』の音源をCD化した第5期リリース。三代目桂文朝による「たらちね」「池田大助」を収録。 2010/06/23 発売
2011/04/06 発売
2011/04/06 発売
2011/06/22 発売
★仕様/特典 米朝十八番(桂米朝六日間連続独演会) <収録内容> 【Disc1】 01. 蛇含草 02. 口入屋 【Disc2】 01. 京の茶漬 02. 犬の目 03. 足あがり 【Disc3】 01. 地獄八景亡者戯 【Disc4】 01. 道具屋 02. 百年目 【Disc5】 01. 寄合酒 02. 猫の忠信 【Disc6】 01. 看板の一 02. 鹿政談 03. つぼ算 【Disc7】 01. らくだ 02. 次の御用日 【Disc8】 01. 鯉舟 02. 一文笛 03. 骨つり (昭和52年7月12日〜18日 サンケイホールにて収録) 2015/06/10 発売
★仕様/特典 米朝十八番 <収録内容> 【Disc1】 01. たちぎれ線香 02. 本能寺 【Disc2】 01. 天狗さばき 02. 阿彌陀池 03. 算段の平兵衛 【Disc3】 01. 百年目 02. 仔猫 【Disc4】 01. 骨つり 02. 稲荷俥 03. 七度狐 【Disc5】 01. 地獄八景亡者戯 【Disc6】 01. 千両みかん 02. 足上がり 03. 鹿政談 【Disc7】 01. 口入屋 02. 宿屋仇 【Disc8】 01. 親子茶屋 02. はてなの茶碗 03. 天狗さし (昭和54年〜60年、尼崎ピッコロシアター、大阪朝日生命ホール、サンケイホール、京都会館中ホール、 京都府立文化芸術会館、和歌山県民文化会館小ホール、大阪厚生年金会館中ホール、京都南座、 香川県民文化ホールにて収録) 2015/06/10 発売