同日発売の未発表セッションとともに甦った81年のキューンのハード・ドライヴィング・ジャズ。マイケル・ブレッカー至高の演奏はこのセッションに含まれ聴き続けられてきた。フュージョン全盛期を突き抜けモーダルな世界を雄飛する演奏は自由だ。★
マイケル・ブレッカーが大いに気を吐く冒頭の「イボンヌ・テイクス・ア・バス」が圧巻。ドイツ人ピアニスト、ヨアヒム・キューンがNYで録音したリーダー作。80年代初頭の時代を反映したフュージョンであるが、マイケルの熱さと楽曲の良さで衰えぬ魅力。 2005/12/14 発売