フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調
この四重奏団は88年にパリ高等音楽院時代の仲間で結成、93年のヴィオッティ室内楽コンクールで優勝した実力派。当盤では団体名を採った(ガブリエル・)フォーレの作品だけに気合いも十分。思いの丈をすべて音に置き換えたような濃厚な表現で聴き手に迫る。
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夭折したルクーの珍しいピアノ四重奏曲が聴きもの。名曲ヴァイオリン・ソナタよりも相当に激しい感情の発露が感じられるが、美しい1st・VNの旋律は彼ならではの個性だ。それにしても最近若手の室内楽グループにはヒットが多い。金子陽子のピアノも秀逸。 1999/03/26 発売