下巻のこちらは、リズムの面白さでやや上巻に譲る選曲。中でも拾い物は、スチャダラパー「何処か…どっちか…」を連想させる「アイ・ドント・ノー」の日本語エーゴくらいか。大正演歌のひな型「千葉心中(家出の巻)」がたたえる情感に、むしろ新しさが。