“弦のチェコ”の名を辱めない美しい演奏を聴くことができるアルバム。透徹したスコア・リーディングだが、いささかも冷たさは感じさせず、温かな響きに包まれている。マーラーの音楽が本能的に分かっているような演奏だ。