ひとと音楽の関わりにおいて、一つの理想として語られる“器として在る”こと。それを体現するひとり、大江光の音楽は、多くを語らず、しかし沈黙もせず、あるがままに存在し続けている。彼に関わる者の慈しみによって、再びひとに届けられた、美しい記録。