Skindo le-le
ジャズ・グルーヴ・ムーヴメントに合わせて過去の作品を編集したコンピレーション。阿川泰子の曲はロンドンのクラブでもかかるらしいが、彼女のヴォーカルの浮遊感はロニー・リストン・スミスのローズに通じるのだろう。(1)は大沢伸一によるリミックス。
関連音楽
ロン・カーター、ローランド・ハナ等との前作とは打って変わって、本作はロニー・フォスターを中心にしたL.A.フュージョン・スタイル。彼女の多彩な許容性は定評のあるところだが、作品ごとのあらゆるサウンドを歌い切ってしまう姿がとにかく圧倒的。 1987/05/01 発売
本作はセルジオ・メンデス・プロデュースによるブラジル色の濃いサウンドとなった。エドゥ・ロボやジャバンの佳曲が巧妙なアレンジで繰り広げられる。セル・メンは阿川のキャラクターに狙いを付けていたというが、ブラジル'66時代のニュアンスもあり楽しく聴けた。 1988/03/09 発売
〈A列車…〉から〈デュークス・プレイス〉まで、エリントン・ナンバー、あるいは、ゆかりの名曲がずらりと10曲。アルバム企画も選曲も、まったく一般的ながら、しかし、魅力いっぱいのエリントン集となっている点が、彼女特有の力。お洒落で素敵な作品。 1991/09/21 発売
我が国ヴォーカル・シーンのヒロイン、阿川泰子がまたまた興味深いアルバムを録音した。映画の場面、場面を彩った数々の名曲を、時代に関係なく全10曲ピック・アップ。オーケストラやビッグ・バンドをバックに、美しくかつナチュラルに聴かせてくれる。 1992/08/26 発売
オーケストラをバックにしたスタンダード集。こういうシチュエーションが彼女にいちばんよく似合う。とてもゴージャスなヴォーカル・アルバムになっている。デヴィッド・ベノワ、ピーター・アースキンなど、ゲストも豪華。 1993/08/21 発売
イヴァン・リンスのプロデュース。10曲中7曲はリンスの曲とあって、ブラジル音楽集というよりリンス集といった色彩が濃厚の作品。5曲で両者のデュエットが楽しめる。しっとりとしたMPB。ドリイ・カイミのストリングス・アレンジも洒落ている。 1994/08/24 発売
いまではディナーショーの出演料が歌謡界のトップ・クラスと肩を並べるほどビッグになった彼女のデビュー作。77年録音。この時24歳だが現在に近い歌い方をしているのが面白い。リズム・アレンジはフュージョン風。くすぐったいほどキュートな声だ。 1994/12/01 発売
78年録音のセカンド・アルバム。もちろんいまもチャーミングだけど、この頃の声はピッチも若干高く、ひたすらキュート。当時、男どもはみんなこの声にいかれてしまったものだ。編曲とプロデュースは有馬すすむ。ムード満点のギターは杉本喜代志。 1994/12/01 発売
80年発表のサード・アルバム。時のヒット・ソングのカヴァー集という何でもない企画だが、この可愛らしい歌声が発表当時は不思議なセンセーションを巻き起こしていた。歌と同じように、非常にライト・タッチの色香を漂わせるアルバム・カヴァーも印象的。 1994/12/01 発売
女性ジャズ・ボーカル・ブームのきっかけになったアルバムで、'80年11月発表のもの。ネクタイ族に人気を得た阿川泰子の美人ぶり、そしてソフトなボーカルがポイントになる。しかも、スタンダード・ナンバーを今日風にアレンジしているのが楽しいところ。 1995/02/22 発売
前作『ジャーニー』に続いて、ジャズ・ボーカルものとしては異例の30万枚台の大ヒットとなった'81年6月発表のアルバム。ボサ・ノバやレゲエ・リズムの曲があって、しかも全曲とも英語という辺りが、カフェ・バーのBGMとして受けたようで。 1995/02/22 発売
ディズニー集『美女と野獣』やスタンダード集『イン・オータム』のほか、話題の近作から21曲をセレクトしたベスト2枚組。月並みだが、やはりこのレパートリーの広さは驚きと言うしかなく、各曲で溢れ出る彼女独自の持ち味が聴きどころ。堪能できます。 1995/06/28 発売
ジャズというよりは、ポップなフュージョン・ナンバーを12曲収めた、'83年のアルバム。ビリー・ジョエル、ドナルド・フェイゲン、ルパート・ホームズといった一流アーティストの作品をとりあげている。中村誠一(s)、数原晋(tp)などバックも実力派がそろった。 1995/07/05 発売
バート・バカラック作品集、キング・コブラの井出靖プロデュース。いいセン狙ってる。ジャズ・ヴォーカル色は薄い。クラブっぽいジャズ色はあるけれど……。それでいて阿川は阿川だ。完全に阿川スタイルを確立している。いい作品に名曲は不可欠と実感。 1996/06/21 発売
スティーリー・ダン、ポリス、ポール・マッカートニーらが60〜80年代に生んだ、言わばロック畑の名曲を洒落たUKサウンドで現代に蘇生。それを阿川泰子がしっとりと濡れた歌声で味わい深く歌っている。曲へのアプローチも確かで、アレンジのセンスも良し。★ 1996/12/18 発売
映画でミュージカルでおなじみの曲をキャリア20年のジャズ・ヴォーカリストが歌い上げた。選曲は歌舞伎にミュージカルに活躍中の松本幸四郎。名曲揃いだが、それぞれの曲のイメージをしっかりつかみ、可愛らしい(3)、弾むような(6)など、歌いかたも微妙に違う。 1997/09/22 発売
往年の映画ファンから若い世代まで楽しめる映画音楽作品集。ワクワクする(2)、懐かしい(10)、ディズニー・アニメのしっとりしたバラード(5)(6)(7)など、何回聴いても飽きない曲ばかり。上品な歌声で親しみやすい映画音楽を気持ちよく歌い上げている。 1997/11/21 発売
ありとあらゆるジャンルを網羅したビクターの定番シリーズ《NEW BEST ONE》が今年は全面リニューアル。7月、8月の2回に分けて180タイトルを発売。ジャズの8月発売タイトルは、艶っぽいヴォーカルが魅力の阿川泰子のジャズ・バラード集。 2001/07/11 発売
彼女のアルバムの中から、サンバ、ボサ・ノヴァ系の楽曲をまとめたコンピレーション。「スキンドゥ・レ・レ」の別ヴァージョンほか、未発表オリジナル曲も収録している。 2002/06/21 発売
野力奏一ほか一流奏者を配したビッグバンドや総勢24名のストリングスによるゴージャスな音をバックにスタンダードを歌った2004年録音作。(2)の編曲は故ニック・デカロ。夢見心地の雰囲気がヴォーカルの質感に合っている。ギターとのデュオによる(9)の端正な表現もいい。 2004/12/15 発売
艶っぽいヴォーカルが魅力の阿川泰子のジャズ・バラード集。収録曲は一度は耳にしたことのある定番曲ばかり。ヴォーカル・ジャズ入門編としても、阿川泰子入門編としても最適な1枚だ。 2005/09/22 発売
ジャズ/ラテン系のクラブに行けば結構な確率で耳にする阿川泰子のリミックス&ミクスチャー・ヴァージョンを集めたコンピレーション。誰もが知ってる超有名な「スキンドゥ・レ・レ」のほか、須永辰緒、ヤン富田、小林径、ニコラ・コンテなど、国内外の一流リミキサーらの作品を収録。 2008/07/16 発売
一世を風靡した名曲が高音質で味わえる“おとなBEST”シリーズ。ジャズ・ヴォーカル、阿川泰子のラテン・ベスト。クラブ・シーンの定番曲「Skindo-Le-Le」ほか、グルーヴィかつスムージィなトラックを満載した一枚。 2009/09/16 発売