J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集全巻」 BWV846〜893
記念碑的な名演奏。バッハの組み上げた音楽のエネルギーを、多彩な語り口でぐんぐん燃え立たせたリヒテルの表現力は圧倒的である。リヒテルのピアニストとして、人間としての巨大さを思い知らされる演奏といってよい。第1巻より第2巻の演奏のほうが引き締まっている。
関連音楽
リヒテル名演集リヒテル名演集
リヒテル(1915〜97)の60年前後の録音からピックアップされた名演集。バッハからプロコフィエフまでの幅広いレパートリーが、各曲のスタイルをふまえて披露された中に、演奏のスケールの大きさ、彫りの深さがきわ立ち、彼の巨匠性を印象づける。 1998/07/15 発売
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集全巻J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集全巻
ピアノで弾かれた「平均律」の代表的なアルバム。オフマイク気味の響きの中から、峻厳(しゅんげん)なバッハが立ち上がってくる。リヒテルが円熟期に録音した最高の演奏のひとつとして、所持しておきたい一枚だ。 2007/10/24 発売