今まで本や人の話でしか知らなかった齋藤秀雄像が、実像となって迫ってくる。張り詰めた緊張の中にも、歌心を失わない演奏。さらに特典盤では、練習風景やインタビューから、彼の人間像がくっきりと浮き上がる。私自身の自己反省も含めて、感動した。