俊英ピアニストがリーダーになるカルテットのスタジオ・ライヴ盤。真っ直ぐな思慮に富んだ、強いジャズ。そして、それはロマンティックでポエティックでもある。つまりは秀逸な1枚。ないのは話題だけだが、それだけに、よくぞリリースされました。
本作はなんとカヴァー集。ビートルズやらストーンズやらプリンスやらボニー・レイットやら坂本九やらと、選曲からいえばメチャクチャだが、それがこうして1枚に収まると、なんとなく統一感が出てくるから不思議。これも佐山マジックか。 1992/04/21 発売